二人、時々一人の旅のきろく

あの空の下に、思いをはせて

今夜のコウノドリ

普段はドラマをほとんど見ないのですが、1シーズンから好きで見ているのが綾野剛さん主演のコウノドリ。原作も好きで途中になっていますがツタヤで借りて読んでます。原作とドラマの違和感があまりなく見られるところもこのドラマの良さだと思っています。毎回涙する内容ですが、今夜のストーリーはより考えさせられそうです。

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私は「母にならない」選択をしました。人それぞれの理由があると思いますが、私は19歳の時に体調を崩した時から「嘔吐恐怖症」という1つのパニック症候群を抱えています。自分が吐く、気持ち悪くなるのはもちろんですが、自分の目に入るところでそのようなシーンに出くわすだけでも恐怖でいっぱいになります。「気持ち悪くなったらどうしよう」「また吐き続けるのはもう怖い」。それでしばらくは家族以外の人と食事をすることもできませんでした。結婚をして、子供はどうするの??と考えた時に「妊娠=つわり=吐く」ということが頭から離れませんでした。つわりは個人差がある、と分かりつつもやっぱりそれが怖くて妊娠をすることが恐怖となりました。

そして40歳を過ぎた今。吉田羊さん演じる助産師・小松さんと同じ病気になりました。私は筋腫もチョコのう胞も大きさはまだ4cm程度で小さなものですが、毎月やってくるあの日がここ半年ほどで「何が起こったの!?」ってくらい大変なことになりました。昔から貧血とは無縁だったのが、鉄剤飲んだり注射したり。動悸と立ちくらみで、庭にいてもふあふあして目の前まっくら…なんてことが続きました。夜もゆっくり休むこともできず、体への負担が大きくなってきました。

今後も妊娠・出産を考えていないこと。子宮内膜症やチョコのう胞はガンになるリスクが高いこと。ホルモン剤治療もあるけれど、根治はできないこと。このまま持っていてもいつかは取らなくてはいけない日が来る、その時に大きくなっていたら手術が大変になること。色々考えて、来月手術をすることにしました。

小さな頃から「女の子らしく」もなく、今回のことで「女性ではなくなる」という不安や恐怖はありません。ただ、それが自分の本心なのかどうなのか?それが自分でも分からないというのが正直な気持ちです。いつもは1人で見ていたコウノドリ。今夜は相方くんと一緒に見ようと思います。妊娠出産だけはなく、こういった内容も男性には見て欲しいですね。