二人、時々一人の旅のきろく

あの空の下に、思いをはせて

2022.9.25出発

この旅の始まりは、参加されたガーデナーさんによって様々ですが、私は6~7年ほど前にクラツーのFさんに「いつかプロ向けのツアーを作ってください!」とお話していたことです。海外のガーデンを濃いメンバーでめぐるなんて贅沢だし、夢のまた夢だろうなとずっと思っていました。そしてこのコロナ禍。スタッフの中には自分のやりたいことをかなえるためにこの夏にフランスに旅立った方もいて、でも自分の事としては考えることもできず、忙しさにかまけていました。

 

ある日、Fさんが上野ファームの上野さんと北海道のガーデンを巡るツアーにヒルズへ来てくれて、その時にFさんから「まだ日程は未定だけれど、フロリアードに行かない?」と誘われました。フロ…??なんじゃそりゃ、と思って頭の中がもじゃもじゃになっていたけれど、「はい、行きます!」って口から言葉が飛び出していきました。

 

そのうち連絡が来て、フロリアードは園芸大国・オランダで10年に1度開催される国際花博のことでした。なななんと!私はガーデンを見るならイギリスかオランダに行きたいって思っていたので、夫にすぐ「ねぇ、行ってきていい?」と確認したら

・8名で行くこと

・そのうち海外に慣れている人が6人いること

・個人旅行だけど、ツアーみたいに日程もちゃんとしていること

ということで、夫からもすぐ「こんなチャンスないよ、行っておいで」と気持ちのいい返事をもらって実現したのでありました。

 

出発は9月25日。まずは帯広から羽田に朝イチの便で飛び、そこから成田へ。成田を出発するのは22時すぎだったのでずいぶん時間があったけれど、空港が好きだし、のんびり時間に余裕をもって行動したかったのでちょうどよかったです。

それにしても成田のこの閑散っぷり…。

ニュースで見聞きしていたけれど、本当に寂しい…。

出国前のエリアもほとんどお店はやっていなくて、とりあえずシャワー。第一ターミナルの1階にあるシャワーブースは30分1050円で利用できて、タオルもシャンプーも完備!そして1ルームが広い!!余裕でキャリーケースのパッキングもし直せました。私のヘアスタイルはまだボウズなので色々準備が素早くできるのも大きなメリットです。

夜ご飯はしばらくお米が食べられないからコンビニでおむすび買って、母に電話しながらまったり。ツアー参加者とは20時に集合で、それまで「もしかしてダマされてたりして…。壮大なドッキリとか…」って不安になりましたが、Uさんの顔を見たら一気に緊張が吹き飛びました。

 

ほとんどが夜ご飯を食べていなかったので、「中に入ってゆっくり食べよう」と早々と出国してみると…

どこかの地方のシャッター商店街のようになっておりました…。

 

唯一21時だったかな?22時だったかな?まで営業していたエクセルシオールカフェに行ってみたら行列。しかもみんなフードを求めて並んでいるから、この時点でフードにありつけるかどうかも微妙…。

せっかく並んでコーヒーだけとかありえない!ってことで、私たちは早々にエクセルシオールを後にして、売店でスナックなどを買い込んで搭乗ゲートで食べることに。

 

笹かまとかハタハタの燻製とか渋すぎる。

 

搭乗ゲートでちょっとした酒盛りから始まったスペシャルガーデンツアー。この時点でよみうりランドにピート氏の庭を見に行ったチームは国葬でコインロッカーが空いてなくて探すのに大変だったとか、仕事が終わらなくてこの日の昼までアナベルの刈り取りやってたとか、みんなのパワフルさに尻込みしていた私なのでした。

そして定刻より20分も早く飛行機は出発。カタール航空でドーハを目指します!

つづく。