二人、時々一人の旅のきろく

あの空の下に、思いをはせて

2022.9.28DE KASでディナー

デカスが人気の理由のひとつに、体に優しい野菜のメニューが多いことがあげられます。その野菜はデカスの庭で採れて、その野菜のコンディションでメニューが変わるそうです。

まずは日本でいうところの「お通し」のようなものが用意されます。

タピオカ粉の揚げせんべいみたいなものと、何の野菜か忘れたけれどディップ。さくさくぱりぱりで香ばしい。

 

ニンジンの天ぷら。「え?天ぷら?」と思わず聞き返してしまったほどみんな驚きでした。ほくほくで甘くて、なんで日本でもっとニンジンの天ぷらを食べないんだろうって思ったほど美味しかったです。そしてこのソースがとても美味しい!ほんのりカレーのようなスパイシーな味わいで、タピオカせんべいにつけて食べてもGOODでした。

 

スプラウトなどの野菜の生春巻き。もちもちでおいしい。このソースがなんとなく和風っぽくて、「まるで居酒屋のようだね」と笑ってました。

 

ビーツのガスパチョ。スペイン生まれの冷製スープ。ほんのり酸味のする、体に染み入るスープでした。

 

スープについてくるパンがクラフトパックにがさがさって入ってくるのもなんだかオシャレ。おかわりを頼むと袋に入った状態で持ってきてくれます。オランダはどこでパンを食べてもおいしい!

 

メニューがあってもオランダ語なのでさっぱり分からないけれど、何を食べてもおいしい。

 

塩の上に貝殻がのっかってて、たこの刺身。ここでも「まさかの居酒屋!!笑!!」って。食材が日本ブームってだけではなく、調理法も日本をリスペクトしているものが多い印象を受けました。オランダは生の魚を食べられるので日本人にとっては嬉しいところ。

 

この辺りからとっぷりと日が暮れて、温室内が優しい光になるので写真も風合いが変わってます。しめじだかなめこだかが乗ってて、サーブをしてくれた時に「DASHI」をかけてくれます。「お、出汁!」と興味深々な日本人チーム。でも、「これは出汁じゃない、めんつゆだ!」って(笑)。けっこうしょっぱめでした。

 

このあたりでお腹がいっぱいになってきたのでストップでお願いをしました。どのお料理もちょっと味が濃いめではありますが、日本人の口に合うおいしいものばかり。

 

最後のスイーツ。小さないちじくが添えられていました。味が濃いめでおいしい。

 

一番乗りでお店に入って、気が付いたら満席。私たちはドライバーさんを待たせていたので「早めに出してもらえますか?」と尋ねたところ、快く対応をしてくれました。

私はこの旅ではほとんど英語を話すことはなかったのですが、ここで初めて思い切ってキャッシャーの女性に声を掛けました。「ここのお庭は誰がお世話をしているのですか?」と。通じるかな…どうかな…とドキドキでしたが、「私たちとは別に日中にガーデナーが来て世話をしているよ!でも日曜日はお休みだけどね」って。一瞬の会話でしたが、通じたことが嬉しかったです。

デカスで美味しい夕食を堪能して、ヴィラへ。この日も充実した1日となりました。

つづく。